会社概要・沿革
日本の文化を形として提供することが時代屋の使命です
昭和の高度経済成長期から、平成、そして令和と時代は進み、さまざまな技術が生まれ、効率化、IT化により私たちの暮らしは便利になっていきました。一方で、人情や絆といった日本の心が失われつつあるように思われます。
私たち時代屋は、東京・浅草を拠点として、下町の絆や古きよき日本の文化を、目に見える形として提供していきたいと考えています。浅草の町並みを人力車でご案内することはもちろん、さまざまな伝統文化や各種演芸なども提供しています。
浅草で最初に観光人力車を始めたのが時代屋です
時代屋の沿革
1987年 | 横浜にて時代屋創業 |
1989年 | 横浜博覧会「開港記念村」にて期間中常設の人力車屋を運営 |
1995年 | 浅草において人力車による婚礼送迎開始 |
1996年 | 浅草に移転、提携先との観光人力車営業開始 |
1997年 | 浅草雷門前にて観光人力車営業を本格的に開始 |
1999年 | 浅草観音裏に店舗開設、有限会社時代屋設立、 店舗にて「レトロコスプレ」(変身遊び)開始 |
2000年 | 株式会社時代屋に改組、浅草総合情報サイト「浅草い~とこ」開設 「浅草い~とこ」が台東区21世紀型支援事業に認定される |
2001年 | 「浅草い~とこ」がインターネット博覧会の公式サイトに認定され、編集長賞受賞 |
2003年 | 「街頭紙芝居」の出張営業開始 |
2006年 | 浅草雷門前に店舗移転 |
2007年 | 「駄菓子屋」の出張営業開始 |
2012年 | 電子音声ペンによる浅草・すみだ観光ガイド「ワンコインガイド」開始 車椅子から楽に人力車に乗れる「バリアフリーリキシャステーション」開始 |
2014年 | 店舗を移転し明治館と江戸蔵を開設、江戸蔵にて茶道他、「日本文化体験プラン」開始 着物・浴衣のレンタル&着付け「着物・浴衣でお出掛け」開始 |
2015年 | 「町駕籠体験」開始 |
2016年 | 「三味線体験」開始 |
2017年 | 「居合道体験」開始 |
2018年 | 日本文化体験施設二号館「駒形館」開設 「甲冑体験」開始 「つまみ細工体験」開始 |
2019年 | 「徒歩観光ガイド」開始 「日本舞踊体験」開始 「華道(生け花)体験」開始 |
2020年 | 「和菓子作り体験」開始 時代屋「経営革新計画」が東京都の承認取得 |
2021年 | 「レンタルスタジオ」(オンライン配信設備付き)開始 「江戸太神楽体験」開始 「オンラインツアー」(浅草観光&日本文化体験)開始 「時代屋SDGsの取り組み」公開 |
会社概要
会社名 | 株式会社時代屋 |
創業 | 1987年 |
会社設立 | 1999年12月 |
代表者 | 藤原英則 |
資本金 | 1000万円 |
事業内容 | 浅草観光人力車、婚礼人力車、イベント人力車、和風ブライダルプロデュース、 日本伝統芸能・演芸、紙芝居、レトロコスプレ(変身遊び)、 和風レトロイベントプロデュース、日本文化体験プラン、浅草・すみだ総合情報サイト運営 |
加入団体 | 東京商工会議所、浅草商店連合会、浅草法人会、浅草観光人力車組合 |
所在地 | 〒111-0034 東京都台東区雷門2-3-5 |
電話 | 03-3843-0890 |
FAX | 03-3843-8490 |
URL | https://www.jidaiya.biz |
info@jidaiya.biz | |
関連サイト | https://www.asakusa-e.com 「浅草い~とこ」 https://www.asakusa-e.com/sumida/ 「すみだい~とこ」 |
時代屋浪漫
人力車が走る。 坂道を喘ぎ、路地を抜け、家並みを縫って。
雪を蹴散らし、花を潜り、陽射しに汗し、落ち葉を踏み分け、木枯らしに逆らって。
人力車は遅い。 自転車よりも、自動車よりも、飛行機よりも。
北海道から沖縄まで一日で往復できる時代に、隣り町まで一時間かかる事もある。
一回で数千人もの人を運べる時代に、人力車はせいぜい一人か二人だ。
しかし、私たちは、人間の足の速度でしか走れない、
人間の力の限界しか持っていないこの乗り物が好きだ。
旅は、時間を縮めることで、ただの移動に近くなり、
宿は、手間を省くことで単なる宿泊所にかわりつつある。
町は街に変わり、道から土が消え、路地がなくなり、
草原も空き地も雑木林も何処かへ行ってしまった。
豊かさと世間がいうものを手に、私たちは首を傾げる。
何かが足りない、と思う。
時代屋が人力車を引く。
俥夫は、道端の小石を避け、坂道の平衡を取り、車の揺れを和らげる。
客は、俥夫の心配りと背中の汗に、無言で感謝する。
乗り手と引き手がひとつになってゆく。
人力車が走る。 人間を乗せて。 人間が走る。 時代の中を。 時代屋が走る。
一期一会の気持ちを込めて。